【筆者が救われた本】「西の魔女が死んだ」- あなたには生きる場所を選ぶ権利がある。【HSP】

【Wed.】本/漫画/アニメの日
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みなさんの、人生で初めて心を動かされた本はなんですか?

私と同じアラサー世代だと、「ハリー・ポッター」シリーズだったり(あの分厚い本を無理矢理ランドセルにつっこんでたなぁ)、兄弟姉妹と一緒に読んでいた漫画のコミックスだったり。色々と思い浮かぶかもしれません。

私は物心ついた時から、常に周りの目を気にして生きていました。

学校では決して引っ込み思案なわけではなく、むしろ学級委員長やチームリーダーを努めたりと、どちらかというと活発で目立っていた方だと思います。ただ、活発であるからと言って常にポジティブで明るい性格なのかと言うと、また別の話なのです。

20代になって読書の幅が広がり自分はHSPだったんだ、自己肯定感が極端に低かったんだ、と知るまで、「私は周りからどう思われているのか、どう評価されているのか。」「あの人に嫌われていないか、私は周りから浮いた行動をしていないか。」頭の中はそんなことでいっぱいでした。(30歳になった現在もこれは変わりません。ただ、少し考え方をコントロールできるようになりました。)

そしてある日ついに心の充電が切れてしまい、学校に行くことができなくなりました。

(たくさん心配と迷惑をかけて、それでもどんな私でも受け止めて支えてくれた両親には今でも感謝の気持ちでいっぱいです。)

そんな中、私はある本に出会い主人公にものすごく共感したのです。まるで自分の心の中が見透かされているような気持ちになりました。

「西の魔女が死んだ」梨木香歩 著

学校に行けなくなった主人公が、周囲との違和感、人間関係も複雑さ、なぜ生まれてきたのか、死んだらどうなるのか、感受性が豊かだからこそ覚える不安に対する答えを”大好きなおばあちゃん”から学ぶお話です。それも堅い話ではなく、ちょっとお茶目な”おばあちゃん”が寄り添い優しく教えてくれるのです。

私は学校に行けなくなった時、勉強はしたかったし目標もあったからフリースクールに毎日通っていました。一人で集中して勉強する方が向いていたし、そこに通う色んなバックグラウンドを持った友達もできました。

ただ、行き帰りに同じくらいの歳の学生を見かける度に隠れるようにして、”学校から逃げた心の弱い人間”と常に自分を定義づけていました。自分を恥じていました。そんなときに、この本の中の”おばあちゃん”は心をふと、軽くしてくれたのです。

自分が楽に生きられる場所を求めたからといって後ろめたく思う必要はありませんよ。サボテンは水の中に生える必要はないし、蓮の花は空中では咲かない。シロクマがハワイより北極で生きるほうを選んだからと言って、誰がシロクマを責めますか。

「西の魔女が死んだ」梨木香歩

学校は世界の全てではないし、自分が生き延びれる場所を選ぶ事は生きるものにとっては至極当然の事だったんだと、気づかせてくれた本でした。そしてこの考えは今でも、社会に属する中で心の充電が切れそうになった時、私を救ってくれます。

アインシュタインの言葉

また、あの相対性理論で有名な天才アルベルト・アインシュタインもこう述べたそうです。

誰もが天才だ。しかし、魚の能力を木登りで測ったら、魚は一生、自分はだめだと信じて生きることになるだろう。

アルベルト・アインシュタイン

もしかしたら日本人には、木登りをさせられる魚が多いのかもしれません。周りがそれなりにうまくやっている中、そこに順応できない人は社会から疎外されがちです。(仕事においては「独自性が足りない」やの「ありきたりすぎる」やの言われるのにね。)

でも、自分らしくいられる環境で、やりたいこと・能力を発揮できる場所を求める事は、決して逃げているわけではなく、当たり前のことなのです。あなたには選ぶ権利があるのです。

今日、お伝えしたいこと。

あなたが属する場所はこの世界の全てではないし、周りと同じように生きられないことは恥ずかしいことではありません。心身の安全が守られる場所を見つけることは逃避でも何でもなく、至極真っ当なことなのです。

今日のことばを通して、少しでも心が軽くなった方がいらっしゃれば幸いです。そしてもし、あなたの周りにあの頃の私のような人がいたら、この事を伝えてください。あなたが思うよりもはるかに、その人の心は救われるはずです。

★ご覧下さりありがとうございました。もしこの記事に共感してもらえたら、シェアして頂けると幸いです。みなさまにとって今日が素敵な一日となりますように。

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